一途に IYOU〜背伸びのキス〜
頭が真っ白になって、その疑問しか浮かばない。
あまりのショックで、声も出なかった。
あたしがここで待ってる間、椋ちゃんは女の人と会ってたの……?
もちろん、あたしが勝手に待ってただけなんだし、椋ちゃんがどう過ごそうと文句を言う事じゃない。
自分勝手に行動してたのは、あたしで……。
帰ってこなかった椋ちゃんは、全然悪くない。
全然悪くない。
……そう、思うのに。
心の中を、ドロドロしか感情が覆っていく。
“なんで”
“誰と?”
そればっかりが、頭の中をぐるぐる回ってる。