悪魔が笑うから



「あ、あったあった」


休憩室には今誰もいない。

ってことは、ユナと二人きり・・・。

今なら・・・。


「ね、ねぇ、ユナ」


長谷川くんのこと、聞けるかも。



「んー?なにー?」


ユナはコップに氷を入れている。

どうやらアイスティーにするようだ。


「あの、ね。長谷川くんのこと・・・」


その声を聞いたと同時に、氷が床に落ちた。


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