悪魔が笑うから



「じゃああたし、ジュース買ってこよっか!」


ユナが小声でそう言った。

そういえばここ、ドリンクバーコーナーがあるんだっけ。


「瑛、何がいい?」

「コーヒー」

「楓はー?」

「えっと、私は・・・」


うーん、何があるかわかんないから決められない。


「じゃあ、私も一緒に行っていい?」

「いいよー!一緒に行こっ」


サラサラな黒髪を靡かせるユナに手をひかれ、休憩室に向かった。



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