好きだから。ただ、好きだから…。
「うん」

高橋拓真はいつかと同じ答え。
「でもさ、何で高橋拓真は、助けに来てくれたの?」
「お前っフルネームで呼ぶなよ!高橋でいいだろ。」
そう言ってから高橋はふぅっとちっちゃなため息をついていった。
「お前を見てたら、変な男とどっか行きやがって、どうしたんだろって覗いたら…途中お前見失って、ちょっと危ない目にあわしてから助けることになっちゃったんだよな」
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