好きだから。ただ、好きだから…。
ちっちゃくて…あったかい。
守ってあげたくなる。
「俺、竹ノ内が好きなんだ。」
耳元でささやくようにいった。
竹ノ内が俺を何か訴えるような目で見る。
「高橋…」

早く…答えを聞かせてくれ…!

「これがあたしの答えです。」
次の瞬間、唇にプニッとした感覚をとらえた。
ヒュー
ドドーン!!!
心がふわっとして、つらい事がすべて消えていく…
「高橋、好きです!」
「俺も。」
二人で笑いあってから、花火をバックに、俺たちはキスした。
何度も、何度も…
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