好きだから。ただ、好きだから…。

変な気持ち

「お前なぁ、俺が純にパスしたボール、純がキャッチミスして、数十メートル先にいたお前にそのボールが顔面に当たったんだよ。
ったく、それだけでぶっ倒れんなよなぁー。
バスケの最後の試合、もーすぐなんだよ。」

は…?
何を一人でペラペラと…
「つーか、お前だれ?三年なの?」

とりあえず…答えなきゃ…。
「三年四組の竹ノ内美羽。」

「ふーん。」

「あっ…あなたは?」

「俺?三年三組高橋拓真。バスケ部長。」
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