優しい君。


「どうだった?」

「恭也...。」

「ん?」

 帰りの車の中で話す。

「私、妊娠してた。」

「あ。ごめん聞き取りにくかった。」

「聞こえてたでしょ!?

 私、妊娠してたのッ!」

「嘘!?」

「本当だよぉ...。」

「あ....えーと。おめでと。」

「うん!!」


 私が母親か~。



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