あの日の僕は。



「俺が壊したのかと思って超焦った~」



卓志らしい理由だ、と僕は思った。















「「さよーなら」」


僕はカバンを肩にかけ、


「卓志。帰ろう」


卓志の席に行った。


「なぁ陸也!他中に偵察に行こーぜ!」




「…………は?」


いきなり何を言うんだ。



「俺の友達が陸部で、他中にめっちゃ速いヤツがいんだって!気になるだろぉ!?」



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