あの日の僕は。
「……やっぱり僕帰るよ」
「無理!しかもこの電車、直通だから☆」
卓志は笑い、ピースをした。
……何してくれてるんだ卓志。
「俺らの制服とあんま変わんねーな。これならバレなさそー」
凌中の校舎をキョロキョロしながら歩く。
もしバレたとしたらかなりヤバイことになりそうだ。
「グラウンドは……こっちか」
近づくにつれ「ファイトー」とか、生徒の声が聞こえてくる。
僕と卓志は端っこの柵に寄り掛かった。