あの日の僕は。
だけど海里の親は、海里に対して何も関心を持ってない。
だから余計言いづらいんだろうけど……。
「何回も言えばきっと見に行ってくれるよ」
『……それで来てくれるんだったらもうそうしてるよ』
「だけど必死に頼めば」
『いいって。俺は陸也が来れはそれでいーの!分かった?』
「……分かった」
『よろしい!んじゃ明日な』
ケータイを閉じ、ベットに体重を預ける。
……それで海里はいいのか?
後悔はしないのか?