あの日の僕は。



それだけが胸に突っ掛かる。






友達がどれだけ大切なものか。


親がどれだけ子を愛しているのか。


それを教えようとしてくれたのは海里だ。




海里のおかげで僕は色々なことに気付けたと思う。







だから今度は僕の番だ。





僕が海里を、少しでもいいから幸せと思わせてやる。











…………だけど。


だけど僕は海里の為に、何が出来るんだろうか。








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