あの日の僕は。



しかし、たまには徒歩も悪くないって思う。


こうして1人で歩いていると、なぜか自由な気がする。


歩いてる時にすれ違う人。


その人達は僕のことなんか気にしちゃいない。


僕がいなくても世の中は変わらないって感じる。


それが徒歩のいいところだ。


まぁ、そう感じるのも気分次第なワケだが。


あれこれ思ってるうちに塾についた。


「おっす陸也!」


大きく僕に向かって手を振る人が一名。



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