If〜桜龍の彼等〜【完】
「送ってったのか?」


「いや、1人で大丈夫って言うから。

家に着いたら連絡してって言ってはあるんだけど」


「ちょっと出るわ」


俺は急いで部屋を出た−−


1階に下りるとユキの姿がない−−


「ユキは?」


「あ、何かちょっと出てくるって言ってました」


「そうか、さんきゅ」


俺はバイクに乗りルナの家に向かった


自分の中に芽生えた嫌な予感を振り払うようにバイクを飛ばす


ルナのマンション前に着いたがそこに人気はなかった



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