If〜桜龍の彼等〜【完】
「ミナミの事よりも…

今はルナの事を考えたい。

俺にとってミナミは過去の女で、ルナは今1番大切にしたい女だ」


これが俺の本心だ−−


「それを聞いて安心したよ。

じゃあみんなでルナちゃんをもう1度探しに行こう」


マサタカがそう言った時、俺の携帯がうるさく鳴り響いた−−


ディスプレイを見るとそこには“ルナ”の名前が−−


「ルナ?ルナなのか!?

今何処にいる?」


だけど電話の先から聞こえてきたのはルナの声ではなかった…−−



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