If〜桜龍の彼等〜【完】
「私、スズさん手伝って来ます」


私がキッチンに入るとスズさんは鼻歌を歌いながら料理をしていた


「スズさん」


「あ、ルナちゃん、どうしたの?」


「何か手伝います」


「えっ?お客様なんだからゆっくりしてて」


「手伝いたいんです」


「そう?ありがとう。

じゃあ一緒に作ろっか」


そう言うとスズさんは引き出しからエプロンを取り出した


「これ使ってね」


「ありがとうございます」


スズさんらしい可愛らしいエプロンだった



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