If〜桜龍の彼等〜【完】
「ヤキモチなのかな…?」

「じゃあ、ちょっと試してみる?」

「え?」


私はマサタカに言われる通りパーカーのチャックを開けた

すると…


「チャック閉めとけって言っただろ?」

不機嫌そうなタクトが近付いてきた


「だって…暑いんだもん…」

「いいから閉めとけって」

「何で?嫌だ…」

「閉めろ」

「嫌だ」

「閉めない気か?」

「うん」

「本当にいいんだな?」

「うん」


そう言うとタクトはいきなり近付いてきた…

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