If〜桜龍の彼等〜【完】
そしてたどり着い場所は見知らぬ街

いったい何処まで来たんだろう

自分の居場所がわからないから誰かに聞こうにも全く人がいない

シャッターは閉められ、廃墟が立ち並ぶ

人のいない街…

こんな所があったなんて…

のんきにそんな事を思っていると路地の方から人の声らしきものが聞こえてきた

ここが何処なのか聞きに行こう

こんな所にいる人が普通の一般人ではない事にこの時は気付かなかった…


声がする方に近付いていくと、だんだんハッキリと声が聞こえてきた

「あの…」声をかけようとした時、そこには厳つい5人組の男がいた

ヤバい…

タクト達じゃ比にならないくらい、黒いオーラが漂ってる

後退りすると足元にあった空き缶を蹴ってしまった


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