14日の憂鬱
「美奈~っ!!」
大仰に手を振る加奈子の横には…
「美奈! 良かったねっ!」
「加奈子こそ…!告白成功したんだぁ?!」
横には、加奈子が一年間思い続けた野球部の久保先輩。
少し照れた表情で、加奈子のすぐ側で私たちのはしゃぎっぷりを見ている。
「先輩っ!加奈子のことよろしくお願いしますっ」
「……おう」
私がまるで、加奈子の保護者のように挨拶すると、先輩はまた照れた様子でだけどしっかりとした声で、そう返事をした。
「じゃーっ!また夜電話するねぇ~!」
加奈子の声を背中に聞きながら、私と永井は再び歩き出した。
もちろん手をつなぎながら。
雪がちらつく2月14日。
朝とは全く違う気分。
憂鬱だったはずの今日一日。
でも、横には憧れていた永井がいる。
永井が私のこと「美奈」って呼ぶの。
自分の名前がこんなにいとおしく感じる日が来るなんて。
自分の気持ちに素直になれてよかったよ。
加奈子のおかげだね。ありがとう。
まだまだ永井のこと、知らないけど…。
これからいっぱい、教えてね。
たくさんチューしちゃったけど…しかもディープなやつまで。
何か、段階変じゃない?
とりあえず。
まずは、名前を「浩輔」と呼んでみることにしましょーか。
大仰に手を振る加奈子の横には…
「美奈! 良かったねっ!」
「加奈子こそ…!告白成功したんだぁ?!」
横には、加奈子が一年間思い続けた野球部の久保先輩。
少し照れた表情で、加奈子のすぐ側で私たちのはしゃぎっぷりを見ている。
「先輩っ!加奈子のことよろしくお願いしますっ」
「……おう」
私がまるで、加奈子の保護者のように挨拶すると、先輩はまた照れた様子でだけどしっかりとした声で、そう返事をした。
「じゃーっ!また夜電話するねぇ~!」
加奈子の声を背中に聞きながら、私と永井は再び歩き出した。
もちろん手をつなぎながら。
雪がちらつく2月14日。
朝とは全く違う気分。
憂鬱だったはずの今日一日。
でも、横には憧れていた永井がいる。
永井が私のこと「美奈」って呼ぶの。
自分の名前がこんなにいとおしく感じる日が来るなんて。
自分の気持ちに素直になれてよかったよ。
加奈子のおかげだね。ありがとう。
まだまだ永井のこと、知らないけど…。
これからいっぱい、教えてね。
たくさんチューしちゃったけど…しかもディープなやつまで。
何か、段階変じゃない?
とりあえず。
まずは、名前を「浩輔」と呼んでみることにしましょーか。