俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
俺がベッドに目を戻すと加奈子は俺の隣で丸くなって、すやすやと眠っていた。
「加奈子、外スゲーよ」
俺は加奈子に顔を近付ける。
すぅすぅと間近で聞こえる加奈子の寝息。
「なぁ、加奈子」
「ん……」
加奈子は寝返りを打ち俺に背を向けてしまった。
加奈子は熟睡中らしい。
仕方なく、俺ももう一度毛布の中に潜ることにした。
この短時間で冷えた俺の上半身
それを暖かい毛布の中に潜らせると最高に心地よくて思わずため息が出た。
俺はそのまま狭いベッドの中、後ろから加奈子を包みこんで寝る。
シングルベッドに二人で寝るのは狭くて、だけど加奈子とならむしろそれが幸せに感じた。
寒い部屋の中、ひとつの毛布に二人でくるまり暖かい加奈子の体温を感じる。
「加奈子、おやすみ」
加奈子の髪に顔を埋めると、やわらかないい匂いがした。
昼からはまた予備校。
だけどあと少しだけ…
もう少しだけ
この幸せなクリスマスの朝に包まれていたい。
俺は加奈子に寄り添うと静かに目を閉じた。
「加奈子、外スゲーよ」
俺は加奈子に顔を近付ける。
すぅすぅと間近で聞こえる加奈子の寝息。
「なぁ、加奈子」
「ん……」
加奈子は寝返りを打ち俺に背を向けてしまった。
加奈子は熟睡中らしい。
仕方なく、俺ももう一度毛布の中に潜ることにした。
この短時間で冷えた俺の上半身
それを暖かい毛布の中に潜らせると最高に心地よくて思わずため息が出た。
俺はそのまま狭いベッドの中、後ろから加奈子を包みこんで寝る。
シングルベッドに二人で寝るのは狭くて、だけど加奈子とならむしろそれが幸せに感じた。
寒い部屋の中、ひとつの毛布に二人でくるまり暖かい加奈子の体温を感じる。
「加奈子、おやすみ」
加奈子の髪に顔を埋めると、やわらかないい匂いがした。
昼からはまた予備校。
だけどあと少しだけ…
もう少しだけ
この幸せなクリスマスの朝に包まれていたい。
俺は加奈子に寄り添うと静かに目を閉じた。