俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~

恋のプールサイド

それから数日後


俺はアルバムを返すのを口実に加奈子ちゃんをデートに誘った。


近場の大型プール


海ではほとんど加奈子ちゃんと遊ばず寂しい思いをさせたから。


今日は二人きりで加奈子ちゃんだけを見たい。


俺の気持ちをまだ知らない加奈子ちゃんはプールに誘う俺に快くOKしてくれた。



「すっごい暑い日だね。プール気持ちよさそう」


二人で電車に乗ってやってきたプール。


俺は更衣室を抜けシャワーをくぐった先で加奈子ちゃんを待った。


照りつける真夏の日射しがプールサイドをキラキラ輝かせる。


青い空には大きな入道雲。


嫌でもテンションが上がってしまう。


「お待たせ~」


シャワーを浴びた加奈子ちゃんが笑顔でやってきた。


低めのツインテールに

黄色とオレンジのチェック柄のビキニがすげぇよく似合ってる。


好きを自覚したせいか?


加奈子ちゃんが可愛くてヤバい


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