悪魔なキミと愛契約【番外編】


昼休み。


ひとりで屋上に向かった。


社食に行けば課長に会えるのに。

もう、後悔せずに済むのに。


怖いんだよな~。


課長の“話”とやらが。


何を言われるのかって。

聞くのが怖くて、ただ、逃げてる。



「はぁ……。
悩みが絶えない……」



「解決させてやろうか?」



屋上のベンチに座ってため息を吐いた、その時。


ビリっと、全身に電気が走った。


パチパチと瞬きを繰り返し。


手にしていた紙パックのジュースを、強く握った。


「悩みが絶えない理由、教えてやろうか?」


「………」


「おまえが、俺の話を聞こうとしないからだ」


そう言って、私の隣に腰掛けて来る課長。


私はサッとお尻を上げ、少し課長から距離を取った。


「話を聞いたら……
なにか、解決するんですか……?」




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