悪魔なキミと愛契約【番外編】


女子トイレ前を課長が通過する時に、勢いよく飛び出した。


それなのに、課長ってば完全シカト。


全く驚きもせず、私の前をスタスタ歩いていった。


「ちょ、ちょっと課長!!!!
少しは驚くぐらいしたらどうですか?」


小走りで課長の隣へ。


「そこにいるとわかっているのに、どうやって驚けというのだ」


「……え?
気づいてたんですか?」


完璧に隠れたはずなのに。


「私が屋上で待ってるとは思わなかったんですか?」


ピッタリ課長の横に張り付きながら問うと。


「俺が屋上に来ないと思ったからあそこに隠れていたんだろ?」


「………」


「全く。
お見通しなんだよ。ブスが考えそうなことだ」


「んなっ……!!
ブスは関係なくないですか?」




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