偽りの僕になりたい

苦悩

施設の生活は楽なものではなかった。

朝昼晩の食事は決められた時間を過ぎると食べれなくなります。

洗濯はもちろん自分でしなきゃいけません。

夜十一時には完全消灯。

もちろん出歩く事は出来ません。

施設は山の上だったので、毎日通学はバス。

一本乗り遅れると次のバスは一時間後。乗り遅れた時点で遅刻です。

部屋にテレビなんてありません。

ゲームだってありません。

携帯電話も持てません。

門限は8時です。

それでも恵まれてる。

そう言う人もいるかもしれませんが、周りの友達が当たり前にしている事が出来ないのが一番辛かった事でした。
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