俺様婚約者~お見合いからの始まり~
私が脚の力が抜けて身体を起こせずにいると、彼にそっと身体を押され正面から顔を近付けられる。

「百合子…、このままベッドにいくぞ」

…え…っ、ベッドって…。ちょっと…。

ふわりと身体が持ち上がり、ザバッとバスタブのお湯が零れた。

私は悠斗に抱き抱えられていた。

彼はそのままスタスタと歩き出し、バスルームを後にする。さらにサニタリーも通り過ぎようとした時、「あの…、身体を拭かないと…」と言うと、彼は「…もう、待てない」と言った。




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