俺様婚約者~お見合いからの始まり~
一糸纏わぬ濡れた身体をふわふわの大きなベッドにそっと降ろされる。

私の顔の横に両手をついて私を見下ろしながら彼は静かに言った。

「…やっと…、俺のものに出来る。

百合子…、今夜は朝まで寝かせないから」

少しくぐもった掠れた声が耳をくすぐる。

「え…」

…朝まで…?

ま…待って…、そんなの…。

言うや否や、悠斗が優しく唇に触れてきた。

彼のその行動に呼吸の自由さえ奪われる。

獣の様に始まったそれは、一瞬にして甘く、優しいものに変わっていった。








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