俺様婚約者~お見合いからの始まり~
え?客?

何なの、本当に!

誰よ。説明がいちいち足りないのよっ。

私はプンプンしながらも、起き上がり着物と髪の乱れを軽く直した。

カチャリ。


「悠斗~っ!会いたかったぁ!」

悠斗がドアを開けた瞬間に黄色い歓声と共に髪の長い女の子が悠斗に飛び付いた。

チュッ!!

…え…、今、悠斗、キスされた?

「こら!!やめろ」

「いやだぁ~。悠斗、怒らないで~」

その女の子はそう言いながら悠斗の首に両腕を巻き付けてしがみついた。

………。

ちょっと…。

何ですか、この女は…。

呆気に取られて立ち尽くす私を彼女は悠斗の肩越しにチロリと見た。



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