俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「着替えのドレス…、買ってくれてるの…?」

私は上目遣いで戸惑いながら尋ねた。

「ん?あ…、ああ。そこだ」

悠斗の指差した部屋の入口の脇に、今まで何で気付かなかったのか、と思うほどの大きな一メートル四方ほどの平たい箱が置いてある。

「ねぇ…、何で準備してあるの?別に着替えなくてもいいのに…」

「え?…だって、。
百合子が欲しくてたまらなくなったら…必要だろ」

悠斗は笑いながら言った。

冗談なのか、本気なのか…。読み取れない。

「それで…?
あれは必要なくなったの?」

「は?…ああ、もういい。ほら、降りて、戻るぞ」


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