俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「では、プレジデントスイートを御用意致しましょうか?本日は空きがございますが…」

ぎゃー!おじさん、気は確かなの?!

何言ってるのよ!

部屋なんて取らないってば!!

「…あの、」

私が断ろうと口を開くのと同時に悠斗が話し出す。

「いや、それよりも今日はブライダルサロンの予約をしてあるんだが…。
直接伺えばいいのかな?」

は?ブライダル、何ですって?

「あ、左様でございましたか!承知致しました、しばらくお待ち下さいませ」

おじさんはまた小走りでフロントに戻って行った。

その様子をポカンとしながら見送る。

…そしてフッと我に返った。

「…ちょっと、ブライダル…何とかって何よ」

隣ですましている悠斗に突っかかる様に訊ねる。




< 28 / 314 >

この作品をシェア

pagetop