俺様婚約者~お見合いからの始まり~
ポーン。

しばらくしてからエレベーターのチャイムが鳴り響きドアがスッと開いた。

「お待たせ致しました、十七階でございます。

ブライダルサロンは右手でございます。さあ、どうぞ、こちらでございます」

丁寧に説明しながら支配人が案内する。

『南急ブライダルサロン』の文字の書かれた西洋風の大きな扉が開き中に入ると…。

目がチカチカする金色を基調にしたガラス張りの棚が正面奥にあり、中に色とりどりのドレスがズラッと並んでいる。

手前のテーブル調の棚の中にはキラキラの指輪やネックレス、ピアスなんかがライトアップされて輝いている。

「わあ…」

思わず感嘆の声を上げてしまった。

悠斗が私をちらりと見てフッと微かに笑った。

「…好きなものを選ぶといい。貸衣装だが同じものをオーダーして買い取ってもいい。

指輪もどれでもいいぞ」

…はっ!!しまった。

私ったら…。嬉しそうな声を出してしまって…。

だけど、ここにあるものは全てが女の子の憧れなんだもの。

誰だって感動するわ。


< 34 / 314 >

この作品をシェア

pagetop