俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「あ…あの…?」

突然の彼の行動に心臓が苦しい程に早鐘を打っている。

悠斗の柔らかい唇の感触と甘い余韻が触れられた部分に強く残っている。

目を逸らしたいのに逸らせない。彼の黒く大きな瞳に囚われてしまってる。

やだ…、ダメよ…。出会って間もない人とこんな事。

今までの人生ではどちらかと言えば慎重派だった私。なのに、なぜ…。
全然、嫌じゃない…。

それに、第一、悠斗にもそんな女だと誤解されちゃうわ。

そんな事を考えながら彼を見詰めていると…。

再び悠斗の顔がそのまま私の顔にゆっくりと近付いてきた。

や…、いけない…。





< 73 / 314 >

この作品をシェア

pagetop