ある日突然...
京都にて
新幹線
6時、目覚まし時計の音で目覚めるが、夜更かしをしたせいで、ぼぉーっとしている。
ノックの音がして、みちこさんが、心配そうに部屋を覗く。
「お帰りが遅うございました。」
「ごめんなさい。お友達と話をしていたら遅くなってしまったの・・・」
嘘でもないけど、永森さんは友達じゃないから嘘か・・・
「それならいいんですが、旦那様も奥様もいらっしゃらないので、気をつけてくださいよ。」
「はい・・・、ごめんなさい・・・」
めったに怒る人じゃないんだけど、心配させてしまったらしい・・・
ダイニングに行き、朝食摂る。
今日から1泊2日でお茶の先生と京都に出かける。
9時の新幹線なので、急いで支度をし出かけた。
父も母もいないので、運転手の伊藤さんにお願いし東京駅まで送ってもらった。