勘違いしないでよっ


明日香とアツキの前なのに
何にも気にしてない様子で
何でこんな事をすらっと言えるのか
あたしにはわからなかった。

まあ、二人とも昨日の事は
知っているから
隠す必要はないけど…。


「な、何十年後の話よ?!」

あたしは海斗に強く言った。

「さー?そんなに遠くないんじゃね?」

海斗の意味深な言葉の意味が
あたしには分からない。

それなのに、明日香には
分かったのか、


「はいはい、そこまで!
日和、お父さんからメールきた?」


普段、夕方くらいに返ってくる
お父さんからの連絡。
だったけど、大学も
今は昼休みなのか、すぐに返ってきていた。

あたしはケータイで確認した。


「あ、うん!オッケーだって!
どこでやるの?」


父はたいていの事を許可してくれる。
意外と放任主義なのかも…

それは少し寂しいけど…
あたしはいつになったら
親離れできるのかな?


「俺んち。」

さっきあたしが大きな声を出してから
ずっと(?)黙っていた海斗が
口を開いてそう言った。


海斗の家かー。
男の子の家って行った事ないけど
どんな感じなんんだろう?
明日香もアツキも居るから
大丈夫だと思うけど…

海斗だもん。


海斗だもん?
海斗ってどんな人なんだろ…


あたしはまだまだ
海斗の事を良く知らないな


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