勘違いしないでよっ


「あ、あたし
男の子から相談とか
受けたことないし
うまく出来るか分かんないけど…
それでもいいなら」


正直なとこを言った。
なのになぜかアツキは
笑顔になって言った。

「神埼って、彼氏できた事ないとか
オタクとかマジだったんだな!
ギャップありすぎ!あははは」


男子特有(?)の笑い方で
アツキは大笑いし出した。

何でなのか分からなくて
あたしはきょとんとする。


「いや、そういうのは
別に平気!
というかこれは神埼にしか
言えない事だからさ…」


今まで大笑いしていたアツキが
真剣な顔になるから、
からかわれていた様に思わせる
アツキの笑いに
怒れなくなった。


「俺さー、明日香の事気になってんだよ。
好き、かも…。
ファミレスで神埼の事守ろうとした時とか
なんかずげー見惚れたっていうか
いい子だなって思って。
なあ、協力してくんねぇ?」


暗くなってきた頃の
夕焼けのせいではないのは
確実に分かるアツキの赤い顔。
本気だってすぐに分かった。


「で、神埼的にはどう思う?」


あたし的には、って…
別に、あたしがどうこう言う
問題じゃない気がするけど。


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