勘違いしないでよっ


「あ、うん…。
じゃあついでに洗濯機だけ
回しておくね!」


だからあたしはこうして
自分から仕事を探す。

父がやってくれるからいいや、
とは絶対に思わない。

父がしてくれてる事を
当たり前だと思うことは、
父にとって失礼だと思うから。


「そう?
じゃあお願いするな」


こうすれば父は
あたしに何かやらせてくれる。

「うん!」


と力強く言った。



父を見てると、
頑張ろう、と思える。

だから父に、弱音は吐かない。
これ以上
気を使ってほしくないのだ。

家族なんだから…

って優しすぎる父に、
たまに少しだけ寂しくなる事もある。


だけど、これは父の好意であって
それを踏みにじるのも
どうかと思う。


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