勘違いしないでよっ


よし!と立ち上がって
着替えたばかりの部屋着から
運動着に着替えた。

そしてかばんに
バスケットシューズと
マイボールを突っ込んだ。


ケータイをもう一度手に取り
『行く!!』
と返信して
1階に荒々しく降りた。


「お父さん!
部活行ってくる!」


風呂場から
汗拭き用のタオルを持って
開けっぱなしのかばんに放り入れた。


「宿題は終わったの?」


父は風呂場にひょこっと顔を出し
尋ねた。


「うん、ばっちり!」


あたしは手で「グー」と
形を作って見せた。

「そっか、行ってらっしゃい。
良い気分転換になるんじゃない?」


それを見て安心したのか、
父はまた笑顔を見せた。


「うん!
あたしもそう思うんだ。」


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