伝説
「兄貴がなにしたんだよ」

永井伸が睨みながら言う

「永井菜月…
貴様の15歳年上の兄貴はな

私の両親を殺した

6歳だった私の前で…

そして、15歳の私を刺した」

ボタンを外し、背中を見せた

「あいつは、
両親を殺した時に

<大人になったら僕を殺せ>

なんて言ったんだ

だから
<必ず復讐する>と言った

そのすぐ後体に異変が起きた」

かつらとカラコンタクトを外す

「いつもは染めているんだがな

琉羽はわかるな?

姫覡の中でも特別な者にのみ出る

変革の色だ」

6歳の私の髪は変わった
白金に七色の光る髪と紫の瞳

「歴代で、この色を持つのは私を
含めて5人だけ、

そして命を対価にこの世界を守護
してきたが…

…あぁ、すまない

昔話から進めないとな…」

鮎沢達には分からないから説明をした
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