REAL HOPE Ⅳ



私の手からはいとも簡単に携帯がするりと抜かれ、気が付いた時にはその男の手にあった。



扉の方へと視線を移すといつの間にか開かれていた扉、



何このタイミングの悪さ。



「助けでも呼ぼうとしてたの?」



ニヤリと口角を上げ、シュウトの前でしゃがむ私をなめ回すようにしている目。



そいつは私に手を伸ばしてくると、右側の髪に手を絡ませた。



「可哀想な女、あんな奴らに関わらなきゃこんな事にはなんなかったのに」



それが風神を表してるんだって事ぐらい分かる。




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