REAL HOPE Ⅳ



朝方だからか、まだ誰も乗っていないエレベーター



ゴールドの扉が閉じたのと同時に、私は壁にドンともたれ掛かった。



やっぱり溢れてくる涙



あんなに堪えていたのに…止める事が出来ていたのに…



今はもう止まらない…




最上階からフロントまでのエレベーターの中は、やけに静かで長く感じた。





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