あなたは先生。あたしは生徒。
大和はそんなあたしの方に近づく。



「だって、さっき会ったばっかりでしょ?」

「だけど惚れた~。なぁ、俺の花になんない?」

「な、何言って…」

「うるせぇな…。」



後頭部を捕まれ強引なキス。



一瞬何が起こったのか分からなくてあたしの体は動けなくなってしまった。



「さっき、俺が店に来た時、見とれてたんだろ?」

「な、なな、何言って…」



耳元で囁かれた低い声…。



背中にゾクゾクと寒さを感じた。



「その反応可愛いね。俺ハマっちゃいそう。」



本気!?



まだ会ったばっかり…。


「や、やま、大和、ダメでしょ!!」

「シィ~…。」



な、何?



何かドキドキする…。



一瞬で恋に落ちてしまうような…。



今までの彼氏には感じたことがない感覚。



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