あなたは先生。あたしは生徒。
【大和】



「ただいま~」



俺は花を連れて家に帰る。



マヨネーズ片手に…



ん?



親父の靴だ。



「花、親父が帰ってきたっぽい。」

「マジ?ねぇ、大和のパパさんって…。」



その時聞こえた懐かしい声。



「大和!!久しぶりだな!!」



親父がリビングから顔を出した。



俺は緊張している花の手をひいてリビングに向う。



「親父!!仕事終わったのか?」

「あぁ!!おっ?そちらは大和が手だしたって言う噂の女子高生?」

「あ、か、柏木花です!!初めまして!!」

「若いなぁ~!!かわいいなぁ…。羨ましいぞ大和!!」



親父、やめろよ…



緊張している花をよそに親父のテンションは上がりまくる。



「僕は大和の親父、直人です。大和がいつも世話になってるみたいだね!!」

「いえ!!こちらこそ…」

「大和、やっぱり若いのはいいな!!」

「おい、エロ親父になってるぞ…」



こんな事かぁちゃんの前で言うなよ…



殺されるぞ…



母ちゃんに若いは禁句だ。


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