あなたは先生。あたしは生徒。
「あたしも吸っていい?」

「お前タバコ吸うんだっけ?」

「うん。親父のせいで転校したからグレてやったんだ~。」



なんて幼稚な考え…。



あたしはタバコに火をつけた。



隣を見ると不機嫌な大和。



「大和?タバコ嫌だった?」

「違う。」

「どうしたの?」



そう聞いた瞬間、あたしは口は大和の口で塞がれてた。



何で!?



「タバコよりもこっちでしょ。」



そう言ってまたキスをする大和。



大和のキスは気持ちよすぎて意識が朦朧とする。



手に持っていたはずのタバコはいつの間にか灰皿の中で燃え尽きていた。



「花の部屋行きたい。」



それはしたいって事?



何も話してないのに…。



でもあたしは頷き大和を部屋へと連れていく…。



期待だけが大きい…。



部屋につくと電気も付けずに抱きしめられた。



大和の匂いだ…。



また流される…。



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