あなたは先生。あたしは生徒。
勢いよくドアを開けた。



「来ちゃった。」



そう言ってニコッと笑った大和…。



あたしは大和を家の中へ入れて玄関を閉めた瞬間に抱きついた。



「テスト問題作ってたんじゃないの?」

「今日は終わり。」

「もう時間遅いよ…」

「着替え持って来ちゃった~。」



正直嬉しかった。



大和があたしの為に来てくれた事が…。



「どうして来たの…。」

「花が泣いてるから。」

「高木さんの所に行かない?」

「行かない。」

「好き?」

「好き。大好き。」

「あたしも大好き…」

「質問もいいけどそろそろキスさせてよ。俺、限界。」

「あたしも限界…」



大和はあたしにキスをする。



甘い甘いキス。



「部屋、行こっか…。」



あたしは大和の腕の中で幸せな気持ちになる。



あたしだけの大和。



どこにも行かないでね?



ずっとそばにいてね…。



大和、大好き!!



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