群青の月
いつかきっと、この気持ちが抑え切れなくなる。


そうなってしまった時…


柚葉は、俺の想いを前にして、一体どうするんだろう…。


受け入れて貰えるなんて到底思えないから、全力で拒絶されるのかもしれない。


そしたら、俺は今度こそ本当に何もかも失ってしまう。


そんな事を少しでも想像するだけで、胸の奥がグッと苦しくなる。


なぁ、柚葉……


お前はいつも、何を考えてるんだよ……


瞳を伏せた悲しげな横顔を見つめながら、その心の中を覗けたら、なんて叶いもしない事を願ってしまったんだ――…。


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