群青の月




残酷過ぎる過去に、それを気丈に振る舞いながら話すお前に、俺は何も言えかった。



“守りたい”とか“救いたい”なんて、おこがましいにも程がある。



悲惨な道を歩んで来たお前の傷は、きっとどうしようもないくらいに深くて。



俺なんかが埋められるようなものじゃないと、痛感してしまったんだ――…。




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