群青の月
夕食の片付けを済ませた後、交代でお風呂に入った。


それからリビングのソファーで寛いで、日付が変わる頃に二人でベッドルームに行った。


「おやすみ、柚葉」


「……おやすみ」


今までに交わす事の無かった言葉を返す時は、まだほんの少しだけ戸惑ってしまう。


だけど、普通の人達が当たり前のように交わす言葉達は、あたしにとっては冬夜と二人だけで遣う合言葉のようにも思えるんだ…。


相変わらずガラにも無い事ばかり考える自分自身に呆れながらも、やっぱり幸せを感じさせてくれる彼の腕の中で眠りに就いた――…。


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