13回目の好き
高木先生:「や、実はな、本石が奈緒に…!っ!?」
ポンッと高木先生の肩を叩く本石君がにっと笑う。
本石君:「高木先生?今、何話そうとしてたんスか?」
いつの間に本石君が!っと驚く私をおいて、2人はまた話し出す。
本石君:「何さっそく約束破ってんスか!」
高木先生:「悪い!そうだったな、悪い悪い!」
にっと笑う高木先生に本石君が口を開く。
本石君:「俺は、諦めないから!」
高木先生:「何ッ!?もう諦めろって。」
何々何々??吉崎先生のことだよね…?
「も、本石君って吉崎先生が好きだったの?」
目を丸くして私を見る本石君。
本石君:「先生!!」
高木先生:「な!俺は何も言ってないからな!?」
本石君:「でも先生のせいだろ?!」
高木先生:「隠したいなら、俺より先に杉野に否定しろよ!」
本石君:「…!」
何だこの人達は………。わかりやすいにもほどがあるんじゃないの?
「はぁ〜、吉崎先生ってモテモテだね…。」
高木先生:「はぁあ、奈緒には絶対教師は進めないでおこう。」
本石君:「くそぉ!…杉野!交換条件だ!お前の好きなやつも教えろ!」