13回目の好き
本石君:「…何だよ。」
何だか、嫌そうな顔をする本石君。
高木先生:「この間のこと、秘密な!そのかわり、お前のことも内緒にしててやるから!」
この間のこと?
ちゃっかり、2人の会話を聞いてしまっている私。
だって聞こえてくるんだもん。
本石君:「…言う気ねぇし!…あの後どうなった?」
てゆうか、本石君ってこんな口悪かったっけ?
…あの後?
高木先生:「俺のプロポーズがお前のお陰で計画丸つぶれだったが、結果良かったから、感謝するよ。」
にっと笑う高木先生に、ムスッとした本石君。
プ、…プロポーズ!?
本石君:「ふん!上等だ。俺のが先に出会ってたら俺を絶対選んでた!」
高木先生:「…自信過剰なのはいいが、これで諦めてくれよ。新しいやつ探せ!」
またにっと笑う高木先生は、本石君の肩をポンッと叩き、こっちへやって来た。
高木先生:「ああ!悪い悪い!呼んでおいて待たせちゃったな!」
「…い、いえ。それより高木先生、さっき本石君と何話してたんですか?」