My sweet home
「…う、うんっ!」
そして、私たちは付き合うことになった―。
付き合い始めて1ヶ月が経ち、最初の夏を向かえると、
「今日ね、花火大会なんだって~」
「ふーんっ。
何時からー?」
「えっとね、20時。
もうそろそろのはずなんだけどー」
「あと、5分かっ」
「あ!
私、今日見たいドラマあったんだった!!
ちょっと部屋戻って予約してくる~」
慌てて部屋を出て行こうとする私に、
「めんどくせぇ~」
翔が一言呟いた。
「えーっ?
今、なんか言った~?」
「あのさー」
「うん?」
「一緒、住んじゃおうかっ!」
「えーーっ?!」
そして。
私はこの日から、少しずつ 自分の荷物を翔の部屋へと荷物を運んだ。