イジワル王太子と政略結婚!?
色々な話を聞いたけど、どれも元の世界に戻る手がかりになるような話ではなかった。


でも、私は気になってることがある。



「あの…一つ聞いてもいい?」

『うん、なぁに?』

「昨日、森の奥の洞窟で変な音を聞いたの。あそこにはもしかして魔物が…?」


私はどうしてもあれが気になって仕方ないの。


だけど、その話をしたとたん、ウィンクルの表情はまた暗くなってしまった。



『…何も見てないわよね?』

「えぇ、何も…物音を聞いただけで」

『そう…。あの場所には近寄らない方がいいわ』


ウィンクルは飛び回るのをやめて、テーブルの上に座り込んだ。

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