イジワル王太子と政略結婚!?
『でも、子供作るのは国の為でもあるしな』

「……!」


“国の為”という言葉が、私の胸に突き刺さる。


シーナの口から一番聞きたくない言葉。



「国の…ためなの?子供も、私との結婚も…」

『それだけじゃないけどさ。でも決められてることに変わりはねぇだろ』


それはわかるよ。でも……



「…いつも国の為なのね。それしか考えてないんでしょう?」

『国のことを第一に考えるのは当然のことだろ』


シーナは眉間にしわを寄せる。


どうしよう…もう抑えきれない。

今までずっと抱いてた想いが溢れてしまう。


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